住宅選びにおいて重要視する点は利便性や治安など人それぞれですが、もっとも考慮すべきなのは災害への安全性ではないでしょうか。日本は島国で雨が多いため、水害にあう危険性が比較的高いといえますが、代表的な水の被害といえば、津波や洪水、浸水でしょう。
津波の危険性
津波は、家や車を失うだけではなく人命にもかかわる大災害です。日本は地震大国のため、標高が低く海に近い土地では、どこでも被災する可能性があります。また、リアス海岸のように湾の先が狭く津波の水の逃げ場がないような土地では、比較的高いところにまで津波が昇ってくることもあります。川を遡って比較的内陸にまで到達するケースもあるでしょう。

洪水の危険性
洪水で被災しやすい土地は川のそばの低い土地ですが、特に大河川に流入する支流の合流部付近は危険です。大雨時には大河川が増水し、そこに流入できない水が支流の合流部付近であふれるからです。
また、内水による浸水もあります。内水害というのは降った雨が川に入れずに下水道がいっぱいになり、降った雨水がその場に留まる現象です。マンホールから水が噴き出す映像を見たことがある人もいるのではないでしょうか。なお、内水害は海沿いより排水のしにくい内陸の低い土地で発生しやすくなります。
これらの水害については、県や市で公表しているハザードマップを確認すると、その土地の危険性が把握できるので土地選びの際には必ず確認が必要です。
参考に藤沢市の津波ハザードマップのリンクを見たい方は下記にhttps://bosaiinfo.city.fujisawa.kanagawa.jp/file/attachment/441.pdf

地下水の危険性
ここまでは一般的な水害を紹介しましたが、見逃しがちな水が住宅に及ぼす被害として地下水によるものもあります。地下水はどんな土地にも存在しますが、地下水位が高い土地は、常にじめじめして家屋の腐食が早まります。さらに、地下水が高く砂地盤の土地では、地震時に液状化といって地盤が液体状になる現象もおこりやすくなります。

ひとたび液状化がおきれば家屋が傾いたり、家自体が流動してしまうこともあります。仮に家の基礎が堅固な地盤まで貫入されており家屋自体に損傷はなくても、液状化すれば周囲の土地が下がってしまったり、マンホールが飛び出してくるなど、生活への影響は避けられません。
なお、液状化の危険性は、地下水位だけでなく地盤の質も影響するため、確実に判定するのは難しいですが、県や市で液状化マップを作っているケースもあるので、液状化マップのある地域の土地購入の際には参考にするとよいでしょう。
参考に横浜市の液状化マップを見たい方は下記リンクへ


また、地下水が高い土地は、がけ崩れや地滑り、地盤の変形も誘発します。地下水位が高い地盤は地下水圧により土粒子の摩擦力が低くなるため、土が変形を起こしやすくなるためです。大雨時に土砂災害が起こりやすいのは、地下水位が高くなることで地盤の変形への抵抗力が低下することが原因です。この変形は円弧状のすべり面に沿って変形すると仮定して安定計算するケースが多く。土木工学ではこのモデルを「土の円弧すべり」といいます。

では、この購入すると後悔しそうな地下水位の高い土地とはどのような場所でしょうか。川や海のそばは水が見えるので、当然ながら高くなりますが、崖下や周りの土地よりも標高が低くなっている場所も、地下水位が高くなりやすいので要注意です。
以上、水による住宅への被害を紹介しました。日本は水が豊富で豊かな土地ですが、住宅を購入する際にはそのリスクも把握したうえで判断することをお勧めします。


コメント
Akiiさんこんにちは!
水って怖いんですね😨
家を買うときは川や海の近くを避けたり、地下水が多くないのかも確認してから購入していこうと思います!
これからも投稿待ってます!